面接・採用で、採ってはいけない人 事例集<5>
面接・採用で採ってはいけない人=中小企業に不向きな優秀すぎる人
“フツーの人”を採用しよう
ペケを採用すると会社は大損します。
叱るとすぐに泣いたり怒ったり、パワハラと言われたり。
はじめのうちは偽装、時間が経つと、皮がはがれて豹変するモンスター候補生。
権利は主張するが、仕事は・・・・のけしからん社員予備軍。
一人前になるころに退職、それまでの給料がパァ~の辞められちゃったロス社員。
採用したあとで「ちょっとちがうな~」と思っても、辞めてもらうのは難しいものです。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
そうならないためには、良い人を採るしかないですよね。(これってあたりまえ?)
業績絶好調の会社と、絶不調の会社の社員のテストを行ったら、点数に何倍も開きが出ることはないですよね。大差は出ないと思います。どこの会社もフツーの社員ばかりです。
また、「優秀な人がほしい」と社長さんはよく言いますが、優秀な人がそうそう応募してくるわけがありません。
だから、フツーの人でいいのです。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
面接はお見合い感覚で、“会社にピッタリかどうか”
だから、「優秀な人」をあきらめるのも一つの手。
中小企業に東大卒のバリバリや、元大手企業のエリートが来たところで、そりが合いません。
例えるなら“魚”。淡水魚は海水で飼えません、海水魚は淡水では飼えません。その場所、その水に合っている魚でなければ生きてゆけません。鯉と鯵は一緒に飼えませんので。
社長さんの会社に合っている、ピッタリの“ひと”を見つけることが大切では?
優秀な人ではなく、会社にピッタリかどうかを考えるべきです。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
だから、面接は“お見合い感覚で臨む”ことですね。
いい会社というのは、社長さんにとっては“好きな社員・好きな仕事・好きな顧客”が揃った状態です。社員の場合は“好きな社員”を“好きな社長”に置き換えればいいだけです。
お見合いって、一生価値観を共にして付き添ってくれて、一緒に良い家庭をコツコツ作っていってくれる相方を求めてするわけです。
面接も一緒で、永く付き添ってくれて、会社を好きになってくれるか人か、仕事に興味を持って好きになってくれる人か、社長を好きになってくれる人か、お客様を好きになってくれる人かの着眼点で行うべきです。
お互いが理解しあえて、会社をうまく回していくことが出来る人かということです。
だから、「フツー」の人でいいんです!
ここは社長さんにとって魅力的な“優秀者”より、馴染んでくれて、一緒に協力してコツコツやってくれる“普通の人”を見つけることが大切なんではありませんか?
優秀な人を望むよりも、価値観を共にしてくれる普通の人を求めるべきです。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
面接で人を見極める6つのポイント
それから、「いいのえんか?」と社長さんは聞くけれど・・・
そのためには・・・「欲しい人材の明確化」が必要です。
勤務時間、給与などの環境面。どんなことがどの水準まで出来るかの能力面。性格。
ハッキリさせてから募集、面接すべきです。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
<point 1>違和感があったら×
面接していて「あれっ!なんか違うな」と違和感があったら辞めること。相手が偽装していたりで、うちの会社にふさわしくないということになります、時間の経過に伴いこの違和感が大きくなってきます。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
<point 2>素直さが一番大切
「こだわらず」「偏らず」「空のこころ」が大切。素直に受け入れて柔軟に成長していける人です。優秀であっても素直さのない自己中ではモンスター化、けしからん化の社員になること間違いなしです。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
<point 3>最初に就職した会社がその人の立ち位置
最初に就職した業種、職種がそのひとの出発点です、まったく違う業界や職種で応募してきたのなら要確認、要注意です。ハッキリした理由もないのに転々と変わってきた人も同じです。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
<point 4>人は見た目が9割⇒マーラビアンの法則で決める
30歳近くになるとその人の人生観や性格が顔に出ます。素直に前向きに受け入れることが出来る人か、周りとなじんでゆくことが出来るか、親しみのある話し方・聞き方か等、表情や身振り手振りからわかります。
服装もその人とその場にあったもので、清潔にされているか、センス無しなんてことはないかも要チェックです。おかしければ決めごとを守れない、人目を気にしない、自己中などとも判断できます。
マイカーで来たのであれば車内を見せてもらい、雑然としていれば、整理整頓できない人、仕事も整理整頓できない人と判定できます。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
<point 5>想像力をたくましく
応募者の資質をもとにこの人が社内に入ったらどうなるかを想像してみる。
育てることが出来るか。
社内の雰囲気が壊れないか。
この応募者を叱れるか、扱いづらさを感じないか。
性格、生活レベル、教養など他の従業員とのバランスがとれているか。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。
<point 6>最終的には消去法で決める
“これは違う”という人、“そうではない”という人を消去。最後に残った人が社長さんの会社でベストの人です。
「採ってはいけない人」を見極めるのは、ホントに難しいですね。